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@半径とことこ60分

人間の認知範囲なんてそんなもんさと、鳥が囀った

古市憲寿「だから日本はズレている」少なくとも2040年の古市さんは「ハッピーサプリ」を飲んで低賃金労働の快楽を謳歌する貧困層階級の人間ではなさそう

キスについて、唾液の交換が気持ち悪いと言ったとかの話題をネットで見て興味を持っていた古市憲寿さんの「絶望の国の幸福な若者たち」と「だから日本はズレている」を続けざまに読んでみました。 前者は後にして先にこちらから。 だから日本はズレている (…

伊勢崎賢治「日本人は人を殺しに行くのか」日本は美しく誤解されている

「武装解除 -紛争屋が見た世界」に続き、伊勢崎賢治さんの現在の考えを知りたくて読んでみました。 日本人は人を殺しに行くのか 戦場からの集団的自衛権入門 (朝日新書) 作者: 伊勢崎賢治 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2014/10/10 メディア: 新書…

ユリイカ「ラース・フォン・トリアー特集」シャルロット・ゲンズブール、ステラン・スカルスガルドのインタビューが面白い

<a href="http://d.hatena.ne.jp/ausnichts/20141127/1417088385" data-mce-href="http://d.hatena.ne.jp/ausnichts/20141127/1417088385">「ニンフォマニアック/ラース・フォン・トリアー監督」見終えてみれば、良し悪しを超えてきっちり見せてくれる監督ですね、ラースは…(笑)。 - 沈黙する言葉</a> 「ニンフォマニアック」を見終えてネットをしていましたら、「ユリイカ」がラース・フォン・トリ…

伊勢崎賢治「武装解除 -紛争屋が見た世界」

この本を読み終えたところで偶然「SYNODOS」の記事を目にし、結構興味深かったので、下のリンクに先ほど書いたところです。 SYNODOS「伊勢崎賢治×伊藤剛」が面白い!一年前の記事がなぜ再掲載されているか分からないが… - @半径とことこ60分 ただ、興味深く…

「リスボンへの夜行列車」映画と原作の悩ましき関係

「リスボンに誘われて」を見た後、すぐに図書館で予約しておいたのですが、映画の影響で予約が多かったんでしょう、やっと手に入りました。 リスボンへの夜行列車 作者: パスカルメルシエ,Pascal Mercier,浅井晶子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2012/0…

アゴタ・クリストフ「悪童日記」 を読んでみたら、残酷さと優しさの同居した彼らは、まるで「気まぐれな神」のよう

もちろん観念的な意味においてですが、他者との関係の拒絶と無関心は究極の優しさにつながるのかも知れません。 悪童日記 (ハヤカワepi文庫) 作者: アゴタクリストフ,Agota Kristof,堀茂樹 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2001/05 メディア: 文庫 購入: …

風間孝・河口和也著「同性愛と異性愛」名古屋でも11月1日にレインボーパレードが行われるようです

とても分かりやすくて説得力のあるいい本だと思います。 同性愛と異性愛 (岩波新書) 作者: 風間孝,河口和也 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/03/20 メディア: 新書 購入: 5人 クリック: 88回 この商品を含むブログ (30件) を見る 導入ともなっている…

「イニシエーション・ラブ」のマユには作家の願望が出てますね(笑)。ところで、これどうやって映画化するんでしょう?

普段まず読むことのないジャンルの本を読みました。とても新鮮で面白かったです。 イニシエーション・ラブ (文春文庫) 作者: 乾くるみ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2007/04/10 メディア: 文庫 購入: 55人 クリック: 588回 この商品を含むブログ (413…

「そこのみにて光輝く」映画への注目が原作への注目へ、そして佐藤泰志さん再評価へ。

呉美保監督がモントリオールで最優秀監督賞を受賞した「そこのみにて光輝く」がアカデミー賞外国映画賞のノミネート候補になっているとのことです。 これを契機に佐藤泰志さんの作品もさらに注目されることを期待します。 個人的には、映画は原作とは随分違…

桜庭一樹「私の男」男には優しく、女には厳しい

映画の感想でちょっとばかり書きすぎているかも(笑)と反省し、原作を読んでみました。 「私の男/熊切和嘉監督」二階堂ふみばかりをフィーチャーしすぎてドラマ自体が不明確になってしまった アイドル映画のようだ - 沈黙する言葉 私の男 作者: 桜庭一樹 出…

井上魅夜「化粧男子」どう生きるかを悩む者はどんな哲学書よりもこの本を読むべきだ!

訳あって、LGBT系、特にトランスジェンダーに関する本を読みあさっています。これ、むちゃくちゃ面白いです。 化粧男子 男と女、人生を2倍楽しむ方法 作者: 井上魅夜 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2012/09/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリッ…

國分功一郎「来るべき民主主義」

「暇と退屈の倫理学」と同時に読み始めた「来るべき民主主義」。こちらは哲学書ではなく、副題にもある通り、國分氏自身が小平市の都道建設問題に関わることで疑問を持った、現在の民主主義に対する具体的な提言書のようなものです。 来るべき民主主義 小平…

國分功一郎「暇と退屈の倫理学」これはある種本末転倒の修正主義ではないだろうか

暇と退屈の倫理学 作者: 國分功一郎 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2011/10/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 13人 クリック: 146回 この商品を含むブログ (121件) を見る 新進気鋭なんでしょうか? 1974年生れの40歳ですから、そうでもな…

長谷川幸洋「2020年新聞は生き残れるか」中日新聞は「ピンクや黄色の実験室 かっぽう着アイデアも」と物語を語ったようだ

確か佐村河内騒動の時だったと思いますが、 某TV番組で、「メディアは物語を作りたがる」という話になった時に、自身東京新聞・中日新聞の論説委員でありながら「メディアとはそういうものだから、仕方がない」と居直っていたのが印象に残り、「2020年新聞は…

今月の挫折本「abさんご」と推薦本「abさんご(毬、タミエの花、虹)」

abさんご 作者: 黒田夏子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2013/01/20 メディア: ハードカバー 購入: 9人 クリック: 912回 この商品を含むブログ (32件) を見る 史上最高齢の75歳で芥川賞を受賞された黒田夏子さんの「abさんご」を読み始めたのですが、全…

鹿島田真希「冥土めぐり」これは、イヤミでも何でもなく、グチを小説にした希有な作品かも…

冥土めぐり 作者: 鹿島田真希 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2012/07/07 メディア: ハードカバー 購入: 4人 クリック: 287回 この商品を含むブログ (37件) を見る 不思議な作品です。私には分からない世界があるように感じつつも、その分からなさそ…

今月の挫折本「私のいない高校」「アナーキー・イン・ザ・JP」

私のいない高校 作者: 青木淳悟 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/06/14 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 47回 この商品を含むブログ (40件) を見る 「主人公のいない青春小説」との帯を見て、「桐島、部活やめるってよ」を思い出したのですが、…

「佐藤泰志作品集」で暮れた今年の正月〜映画まもなく

今頃正月の話もなんですが、正月休み一週間は、佐藤泰志作品集で暮れました。688ページ、二段組みですから級数もかなり小さく、厚さも数センチはあるかと思います。かなりの読みでです。 佐藤泰志作品集 作者: 佐藤泰志 出版社/メーカー: クレイン 発売日: 2…

村田沙耶香「タダイマトビラ」私には白馬の王子様幻想の変奏曲に思えるのだが…

タダイマトビラ 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/03/30 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (5件) を見る 読み始めた十数ページは、どことなく新鮮なものを感じて、結構期待したのですが、その後読み進…

小山田浩子「工場」飛び立てない黒い鳥が何とも不気味な滑稽さを…

工場 作者: 小山田浩子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/03/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (22件) を見る 本を読み始める時って、まずは、ぱらぱらぱらと、全体はどんな感じかなと確認しようとしませんか? 私はします。 で、びっくり! …

芥川賞に小山田浩子さん

芥川・直木賞:芥川賞小山田さん、直木賞朝井さん姫野さん - 毎日新聞 小山田浩子さん? どこかで見た名前だなあと思っていましたら、何と「工場」という単行本が手元にありました。 1週間ほど前に図書館から借りてきた内の1冊なんですが、たまたま目にとまっ…