@半径とことこ60分

人間の認知範囲なんてそんなもんさと、鳥が囀った

森元斎著『アナキズム入門』

アナキズム入門 (ちくま新書1245) 作者: 森元斎 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2017/03/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る この本を読んで一番疑問に思うことは、本当にこういう文体の本が売れるのだろうか?ということと、出版側は…

ダニエル・ケールマン著『僕とカミンスキー 盲目の老画家との奇妙な旅』瀬川裕司訳

僕とカミンスキー 作者: ダニエル・ケールマン,瀬川裕司 出版社/メーカー: 三修社 発売日: 2009/03/01 メディア: 単行本 クリック: 8回 この商品を含むブログ (7件) を見る 映画を見て原作を読みました。 ausnichts.hatenablog.jp びっくりするくらい映画と…

浜矩子著『どアホノミクスへの最後の通告』

どアホノミクスへ 最後の通告 作者: 浜矩子 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2016/10/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ときどき新聞のコラムなどで見かける浜矩子さん、反安倍(アベノミクス)が明確で気持ちのいい方なんですが、経…

ビー・フェイユイ(畢飛宇)著『ブラインド・マッサージ』

ブラインド・マッサージ (エクス・リブリス) 作者: 畢飛宇,飯塚容 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2016/08/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ロウ・イエ監督の「ブラインド・マッサージ」を見て、面白そうと思い読んだ本ですが、もう一度映…

加藤陽子著『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫) 作者: 加藤陽子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/06/26 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (16件) を見る 著者の加藤陽子さん、東大の教授で専門は日本現代史、ご本人はこの本の中で (専門は)1929…

遠藤周作著『沈黙』 映画と原作

沈黙 (新潮文庫) 作者: 遠藤周作 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1981/10/19 メディア: 文庫 購入: 26人 クリック: 337回 この商品を含むブログ (266件) を見る 映画「沈黙‐サイレンス‐」マーティン・スコセッシ監督を見て、原作を読み直してみました。読…

阿部和重著『シンセミア』え!?こんなにたくさんの人間を殺してしまうの?

挫折しそうになっていた『シンセミア』、結局読み切りました。 ausnichts.hatenablog.com ただ、結構ずるをしていますので、本当のところを読み切れていないかもしれません。 まあ、性もないと読んだ本を良かったと思えるわけはないのですが、それでもやっぱ…

阿部和重著『シンセミア』危うし、投げ出し寸前…か?

シンセミア(上) (講談社文庫) 作者: 阿部和重 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/05/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る シンセミア(下) (講談社文庫) 作者: 阿部和重 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/05/15 メディア: 文庫 こ…

熊谷奈緒子著「慰安婦問題」

慰安婦問題 (ちくま新書) 作者: 熊谷奈緒子 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2014/06/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る 図書館に返却に行った際、予約してある本も来ていないので何かないかと手に取った本です。 今現に問題となっ…

高橋和巳著「邪宗門」一生に一度は読むべき本

邪宗門 上 (河出文庫) 作者: 高橋和巳 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/08/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る いやー、すごい本でした! もう一度読み直さないと何か書くのも難しいくらいです。 この本が何であるかを的確に…

吉田修一著『橋を渡る』ネタバレ/70年後の未来にオチをつける異色作

橋を渡る 作者: 吉田修一 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/03/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 吉田修一さんの本はかなり読んでいますが、この作品は、中盤までかなりの違和感を感じる内容です。 先へ進みたいという気持ちが…

高橋和巳著『邪宗門』

高橋和巳さんの著作が河出文庫で復刻されつつあります。 邪宗門 上 (河出文庫) 作者: 高橋和巳 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/08/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 邪宗門 下 (河出文庫) 作者: 高橋和巳 出版社/メーカー:…

川上未映子著『乳と卵』ラスト、鏡の前に立つ「わたし」が印象的

乳と卵(らん) (文春文庫) 作者: 川上未映子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2010/09/03 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 50回 この商品を含むブログ (68件) を見る 『ヘブン』に続いて読んでみました。2007年下半期の芥川賞受賞作です。 読み始めて…

川上未映子著『ヘヴン』文体のリズムで人物を浮き上がらせるタイプの作家(1冊読んだだけの多分)

NHK の「SWITCHインタビュー 達人達」という番組の「新海誠×川上未映子」の回を見て、川上未映子さんのパワフルなトークに興味を持ち読んでみました。 ついこの間のことですので、私が見たのは再放送だったようですね。 あっ、「君の名は。」を見に行く気に…

中村文則著『私の消滅』 面白いけれど、観念的すぎて、次の日には忘れてしまうかな…

芥川賞受賞作『土の中の子供』以来です。えー、もう10年前ですか…。 あまり記憶していませんが、内容の重さに対して、表現力や文体がついてきていなかった印象が残っています。 私の消滅 作者: 中村文則 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/06/18 メデ…

青木理著『日本会議の正体』 こうやって日本会議、日本会議ということが逆にその存在をより大きなものにしているのかも知れない

日本会議の正体 (平凡社新書) 作者: 青木理 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2016/07/09 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る 2,3ヶ月前に「日本会議」について読んでみようと、図書館に3冊ほど予約しておいた最後の本です。 菅野完著『…

井上荒野著『だれかの木琴』 映画はほぼ完璧に原作を映像化しているし、原作を超えているかも。

映画「だれかの木琴」を見て面白かったので原作を読んでみました。 だれかの木琴 (幻冬舎文庫) 作者: 井上荒野 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/02/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 映画のレビューはこちら。 ausnichts.hatenablog.jp …

辻田真佐憲著『ふしぎな君が代』 三宅純さんのブルガリアンボイス風合唱付きアレンジはカッコいいですが、この評価がこれまた利用されそうで…

下の引用 「シン・ゴジラ」の記事で紹介している辻田真佐憲さん、興味を持ち、二冊読んでみました(います)。 『ふしぎな君が代』と『たのしいプロパガンダ』です。 ふしぎな君が代 (幻冬舎新書) 作者: 辻田真佐憲 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2015/07…

菅野完著『日本会議の研究』 2016年、「生長の家」原理主義者たちは綿に水が染み入るようにやってくる

安倍政権に象徴される日本の右傾化への危機感かと思いますが、このところ「日本会議」に関する本が続けざまに発刊されているようです。 そのうちの2冊を読んでみましたが、「日本会議の研究」はかなりの力作で、著者自身によりますとかなり過去の資料を読み…

渡邉格著『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』

ある意味「成功物語」の本と言えます。 人生の目的を見いだせないでいた青年が、30歳にして一念発起、パン屋になることを決心し、数年の修業を経て独立開業、天然酵母を使ったパン屋を開業して大成功するというお話です。 ただ、大成功と言っても大儲けした…

大城立裕著『カクテル・パーティー』 50年前の沖縄の小説が、何も変わっていない沖縄、アメリカ、日本の関係を教えてくれる。

二ヶ月ほど前の中日新聞で特集されていた「大城立裕」さんの「カクテル・パーティー」です。 1967年の作品で、その年の上半期芥川賞を受賞されています。 カクテル・パーティー (岩波現代文庫) 作者: 大城立裕 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2011/09/17…

ビブリオバトルってなんだ? たまたま東区高校生ビブリオバトルという催しを見ましたが、これいいですね。

図書館へ寄りましたら、「東区高校生 ビブリオバトル2016」という催しのチラシがありましたので、何だろう?とのぞいてみました。 チラシから引用しますと、 知的書評合戦「ビブリオバトル」とは?発表者がお気に入りの本をプレゼンし、どの本を読みたくなっ…

『シャルリとは誰か?』毛をそるそらないがトレンドランキング1位だなんて、自由・平等・友愛の国フランスよ、どこへ行く?

ニュースサイトを見ていましたら、こんな記事がありました。 www.afpbb.com 引用されている写真は内容とは直接関係のないアイキャッチの資料画像で、まあこういう写真で釣られるんですね(笑)。 記事の要点は、アデル・ラボさん(16)という女性が、#LesPri…

柄谷行人著『憲法の無意識』現在の新自由主義的(帝国主義的)段階も、(第一次世界大戦と同様に)戦争を通して収束する蓋然性が高い

柄谷行人著『憲法の無意識』=憲法九条の文字通りの実行が世界同時革命の端緒となるの続きといえば続きです。 第4章のテーマは、「憲法」というより、「現在は、世界史的に見てどういう段階にあるのか? そして、この先に何に至るか?」です。 憲法の無意識…

柄谷行人著『憲法の無意識』=憲法九条の文字通りの実行が世界同時革命の端緒となる

7月10日投開票の参議院選挙で「改憲4党が2/3をうかがう勢い」と、朝日デジタルが記事にしていましたが、「公明党」はいつのまにやら「改憲党」になってしまったんですね。 改憲4党、3分の2うかがう 朝日新聞・参院選情勢調査:朝日新聞デジタル まあ…

栗原康著『現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す』平和の国に生まれて息苦しさ感じている青年が革命の熱狂に憧れている感じかな

新聞の書評だったと思いますが、『大杉栄伝 永遠のアナキズム』という大杉栄の評伝が紹介されており、読んでみようと図書館の在庫を調べたところ、何人かの予約待ちでしたので先にこちらを読んでみました。ちなみに現在もまだ予約待ちです。 現代暴力論 「あ…

大城立裕さん『沖縄の心をヤマトゥの人々が理解してくれないなら、日本政府だけではなく、ヤマトゥの国民からも離れていく』

昨日の中日新聞に、「沖縄基地は構造的差別」という特集記事が出ていました。作家の大城立裕さんへのインタビューを編集委員の佐藤直子さんが構成した記事のようです。 ウェブ新聞にも同じ記事がありますが、いずれリンク切れになりますので画像を貼っておき…

吉田修一著「怒り」吉田修一さんらしさいっぱいの小説で、情感豊かなビジュアルが広がります。展開はややかったるい、新聞連載のせい?

あっという間に読めますし、面白いのですが、いや、いや、…が、ではなく、面白いです(笑)。 一年にわたる新聞連載の単行本化なんですね。 それぞれは全く関係のない3つ、3ヶ所の話と、ある事件を捜査する刑事の話の4つが、入れ代わり立ち代わり語られて…

佐藤泰志回顧展「〈青春の記憶 夢みる力〉佐藤泰志の場所」が中日新聞に紹介されていた

ウェブにはないみたいですので、写真を撮りました。 これですね。 <青春の記憶 夢みる力> 佐藤泰志の場所(トポス) もう一度読み直してみますかね。 佐藤泰志作品集 作者: 佐藤泰志 出版社/メーカー: クレイン 発売日: 2007/10/10 メディア: 単行本 購入: 1…

佐藤泰志さんの「オーバー・フェンス」が山下敦弘監督の手で映画化されたらしい!

これは楽しみです! overfence-movie.jp 「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」と映画化されているのですが、もうひとつ、佐藤泰志さんを感じられる映画になっていませんでした。 でも、山下敦弘監督ならやってくれるでしょう(笑)。 本を読んだ時の感想に …

吉田修一著「路(ルウ)」作者本人が語っているように「台湾が大好きです」がつまった小説です。

「森は知っている」「太陽は動かない」と続けざまに吉田作品を読んだせいで、またも「吉田修一」にハマってしまいました。 路 (文春文庫) 作者: 吉田修一 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/05/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る …

吉田修一著「太陽は動かない」語られる人物設定は特異でも、描かれる人物像は皆心優しくいいやつで、それでいて皆ダサい奴らばかりです(笑)

数ページでいきなり挫折したのは、初版の発行が2012年4月ですから、ちょうど4年前なんでしょう。たまたま読んだ「森は知っている」が結構面白かったために、再度挑戦し、読み終えました。 でも、やっぱり書き出しは、とても興味をそそられるものではありま…

はらだたけひで著「放浪の聖画家ピロスマニ」小さな家とキャンバス 他には何もない「百万本のバラ」の歌詞はピロスマニがモデルらしい。

映画「放浪の画家ピロスマニ」を見て興味がわき借りてみました。 放浪の聖画家ピロスマニ(集英社新書ヴィジュアル版) 作者: はらだたけひで 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/12/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 著者の「はらだた…

又吉直樹著「火花」作者の真面目さ(かどうかは知らない)がにじみ出ており、気取った文学的表現に目を瞑れば結構面白い

芥川賞受賞から1年近く経ちます。受賞後すぐに図書館で予約しておいたのですが、やっと順番が回ってきました。 火花 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/03/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (144件) を見る 作者の真面目さが…

吉田修一著「森は知っている」 面白いです。初期の吉田修一的テイストを保ちながら適度にエンターテイメント。映画化可。

久しぶりに吉田修一さんの本を読みました。 読み始めて、何やらデジャブ感を感じ、帯を見てみましたら「太陽は動かない」の宣伝、その中に「鷹野一彦」の文字、ん? この本の中の「鷹野」と同じ?と、ざっとググってみましたら、この「森は知っている」は「…

原武史著「皇后考」そもそも男系だの万世一系だのと、ことさら系統にこだわるのは男の弱さ、比して女は…

明治以降の日本の正史(?)では、ほぼ皇后は隠蔽された存在なのではないかと思います。ところが、実は皇后、皇太后という存在が歴史に大きな影響を与えているというのがこの本の内容です。 皇后考 作者: 原武史 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/02/05…

加藤典洋著「戦後入門」読中読後メモ(5)

加藤典洋著「戦後入門」読中読後メモ(4)の続きです。 戦後入門 (ちくま新書) 作者: 加藤典洋 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/10/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (14件) を見る やっと加藤氏の提案にたどりつきました。提案は、「憲法九…

加藤典洋著「戦後入門」読中読後メモ(4)

加藤典洋著「戦後入門」読中読後メモ(3)の続きです。 戦後入門 (ちくま新書) 作者: 加藤典洋 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/10/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (14件) を見る やっと本題の憲法九条の論考に入ります。 加藤氏は、日本…

加藤典洋著「戦後入門」読中読後メモ(3)

加藤典洋著「戦後入門」読中読後メモ(2)からの続きです。 戦後入門 (ちくま新書) 作者: 加藤典洋 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/10/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (14件) を見る 正直、ちょっと飽きてしまっており、気分転換に他の本…

加藤典洋著「戦後入門」読中読後メモ(2)

戦後入門 (ちくま新書) 作者: 加藤典洋 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/10/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (13件) を見る 加藤典洋著「戦後入門」読後読中メモ(1)は、第一部「対米従属とねじれ」のメモだったのですが、第二部は「世界…

加藤典洋著「戦後入門」読後読中メモ(1)

この『戦後入門』、結構話題になっているのではないかと思いますが、何と新書版にして2cmか3cmはあるのでないかという厚さで、正直読みにくい(持ちにくい)ったらありゃしないです(笑)。なぜこの製本を選んだのでしょう? 戦後入門 (ちくま新書) 作者: …

加藤典洋著『敗戦後論』=戦争の加害者ではなく、犠牲者としての意識をうえつけられる戦後70年だったと思い知る。

今から20年前、ちょうど戦後50年という節目に発表された「敗戦後論」に、その後の批判に答えた「戦後後論」「語り口の問題」を含めた本です。戦後70年ということもあるのか、昨年再刊されているようです。 敗戦後論 (ちくま学芸文庫) 作者: 加藤典洋 出版社/…

高井有一著「この国の空」=「永遠の0」などという馬鹿げた本ではなく、こうした作品がもっと読まれるといい

この国の空 (新潮文庫) 作者: 高井有一 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/04/30 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 荒井晴彦監督、二階堂ふみ主演「この国の空」の原作です。

「流/東山彰良」 エピローグの夏美玲(シャア メイリン)がかわいそうでたまらないなあ…

出だしでつまずき、これは読み切れないかもと思いましたが、中頃からはぐっと惹きつけられ、その後はあっという間でした。 流 作者: 東山彰良 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/05/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (88件) を見る つまづきか…

「戦後政治史」石川真澄、山口二郎著=戦後は、戦前と断絶しているわけではなく、強く繋がっているのだ

太平洋戦争の戦中、戦後について詳しく学んだ記憶がなく、漠然とですが、戦後は戦前の軍国主義が否定され、一夜にして民主主義の国に生まれ変わったような印象を持っていましたがとんでもありませんね。 考えて見れば当たり前で、人間自体変わることが不得意…

「日本戦後史論」内田樹×白井聡著/読後メモ

内田樹さんと白井聡さんの対談「日本戦後史論」を読んでのメモです。 日本戦後史論 作者: 内田樹,白井聡 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2015/06/12 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る なるほどと思ったり、ええそうなのかとたくさん気にな…

アメリカの駒「日本」=原貴美恵「サンフランシスコ平和条約の盲点」を読む(まとめ)

原貴美恵著「サンフランシスコ平和条約の盲点」 東西冷戦による対日本政策の転換 その時日本に何が起きていたのか? 領土紛争の楔論 原貴美恵著「サンフランシスコ平和条約の盲点」 サンフランシスコ平和条約の盲点 《新幀版》 作者: 原貴美恵 出版社/メーカ…

佐藤健志著「僕たちは戦後史を知らない」 白井聡さんの永続敗戦論の戦後認識を「世相を斬る」的言説で語っている本かな?

僕たちは戦後史を知らない――日本の「敗戦」は4回繰り返された 作者: 佐藤健志 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2013/12/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (4件) を見る この本、たまたま図書館で手にとったんですが、びっくりしま…

沖縄は未だ返還されず?=原貴美恵「サンフランシスコ平和条約の盲点」を読む(4)沖縄、尖閣

これまで朝鮮半島、台湾、そして北方領土と、日本の敗戦処理はどのように進められたかを見てきましたが、アメリカの方針は、当初、日本の非軍事化、民主化が基本でしたが、朝鮮戦争や中華人民共和国の成立という東西冷戦構造が明確になるに従って、日本の位…

北方四島はアメリカ極東戦略の楔=原貴美恵「サンフランシスコ平和条約の盲点」を読む(3)北方領土

臨時国会開いて突っつかれるより、戦争ごっこやっている方が楽しいのでしょう。 嬉しそうに書いている読売を引用しておきますが、リンクが切れるでしょうからロイターも貼っておきます。 安倍首相、米原子力空母に乗艦 | Reuters さて、原貴美恵「サンフラン…