@半径とことこ60分

人間の認知範囲なんてそんなもんさと、鳥が囀った

陸自日報隠蔽での情報リークはクーデターではなく内部告発

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「陸自が情報リーク」の見方 「これではクーデターだ!」 日報問題で文民統制に深刻な懸念(1/2ページ) - 産経ニュース

 

あえて産経を引用しましたが、この陸自の日報隠蔽問題、かなり問題が複雑化してきました。単純に稲田防衛大臣を辞めさせればいいということではなくなっています。

 

つまり、産経は安倍政権擁護の立場で書いていますのでそのままそうだそうだとはならないのですが、自衛隊の制服組が隠蔽情報をリークし、文民である防衛大臣の首を取ったとなれば、その点だけを取り上げれば確かにクーデターであり、戦前の軍部の暴走を想起しなくもないとも言えます。

 

ただ問題は、防衛省の場合、他の省庁が政務三役以外はピラミッド型の官僚組織であるのとは異なり、ピラミッド型の組織がふたつあるということです。実力組織である制服組と官僚組織である背広組です。

 

で、今回の場合、おそらく稲田大臣はそのどちらの組織からも信頼されておらず浮いているでしょう。官邸は、もちろん安倍首相が直接どうこうは分かりませんので漠然とした権力中枢という意味ですが、こちらもおそらく直接官僚組織をコントロールしようとし、またしているでしょう。文科省と同じことです。

 

誰がどう決めたのか、あるいは忖度であったのかは分かりませんが、この陸自の隠蔽は、官邸と背広組のやり取りの中で決定され、稲田大臣は蚊帳の外であり、おそらく会議の席で黒江事務次官が報告することは官邸が了解済みであることを稲田大臣も分かっている状態が状態化していたのだと思います。

 

ですので、すでに思考停止になっている稲田大臣は、黒江事務次官から「陸自の中にも日報が存在していますが、これは公開すべき公文書にあたりません」と報告されたことの意味自体を理解していなかったでしょう。

 

問題を整理しますと、シビリアンコントロールというものがいかに危ういものかということです。

 

実力組織の暴走は、決して制服組だけに危険があるのではなく、文民であっても、つまり今回の場合官邸が直接コントロールするこのも可能であり、現在のように権力が集中された状態になれば、直接自衛隊を動かすことも可能だということです。

 

シビリアンコントロールを機能させるためには、権力を分散させること以外にはなく、ますますそれが難しくなってきていることを実感させる事件です。

 

で、この産経の記事、いくつか問題点を指摘しますと、まず、稲田大臣のシビリアンコントロールの視点から書いていますが、そもそも大臣のシビリアンコントロールを剥奪したのは官邸でしょう。

 

そして、今回の場合、仮に制服組からリークされた(多分そうでしょうが)としても、大臣の首を取ろうとしたクーデターなどではなく、いわゆる内部告発でしょう。

 

防衛省内では「特別防衛監察の結果、一方的に悪者にされてしまうと反発した陸自サイドが情報をリークしている」(幹部)との見方が大勢を占める。真実がどちらであっても、結果的に政府の信頼が損なわれるのは間違いなく、「これではクーデターではないか」(政府関係者)との声すら漏れる。

この部分を読んでも、産経の立場が明確に出ていて面白いですね。

「真実がどちらであっても、結果的に政府の信頼が損なわれるのは間違いなく」って、産経の目的は政府を守ることであって、真実が何かに迫ろうとする努力もしないということです。

 

陸自で見つかったデータが公開されなかったからといって、国民が情報公開上の「実害」を被ったわけではない。

は? メディアの名前に値しないですね。

 

日報問題の展開に、防衛省内では苦悩も広がる。ある陸自幹部は「組織内で傷つけあっても誰一人、得をしない。国民の信用を失い、周辺諸国を喜ばせるだけだ」と嘆く。

これに至っては、安倍政権の広報新聞丸出しの内容です。

 

 

 

日銀、2%達成6度目の先送り! アベノミクス3本の矢完全に折れる

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日銀、物価2%達成時期「19年度ごろ」に先送り:朝日新聞デジタル

 

日銀が「2年で2%」と、消費者物価の前年比上昇率を公約したのが2013年4月4日、すでに4年余りの月日が経っています。

 

昨年11月に目標を18年度頃と先送りしていますので、これで先送りは6度目、仮に達成できたとしても6年以上かかることになると記事は伝えています。

 

日銀も安倍政権も、そろそろ間違っていましたと総括する時期じゃないですかね。

 

たまたま今、服部茂幸著『偽りの経済政策ー格差と停滞のアベノミクス』を読んでいますが、この本を読む限り、多くの経済指標は、アベノミクスが安倍政権の喧伝とは異なり成功していないことを示しているようです。

 

偽りの経済政策――格差と停滞のアベノミクス (岩波新書)

偽りの経済政策――格差と停滞のアベノミクス (岩波新書)

 

 

著者は、1章から4章まで様々な経済指標を分析した後、終章で次のように語ります。と言っても、この本、リフレ派である黒田、岩田日銀体制の批判が主眼であるようですので、正直なところデータ分析以外では大したことは言っていません。

 

アベノミクスの真実は単純である。日銀の異次元緩和はデフレ脱却にも、実体経済の回復にも失敗した。述べ就業時間は微減か、横ばいである。就業者の増加は、短時間就業者が増加したことと、労働生産性上昇率がほぼゼロになった結果である。
急速な円安は輸出拡大によって、成功する可能性があったと筆者も思う。しかし、実際は急速な円安は輸出を拡大させなかった。逆に円安にもかかわらず、輸入が急増した。輸出拡大なき円安は、円安インフレによって、実質賃金と家計の実質所得を削減した。それによって、消費が停滞する。こうして円安による経済回復のルートは途絶えた。

 

アベノミクス3本の矢のうち、第1の矢「金融政策」は折れ、第3の矢の「規制緩和による成長戦略」が、実はお友達のための規制緩和でありお友達の成長戦略であることがバレてしまっています。

 

で、第2の矢の「財政政策」、まあ財政出動、公共事業ということなんですが、先日こんな記事が出ていました。

 

jp.reuters.com

 

[東京 18日 ロイター] - 内閣府は、18日の経済財政諮問会議(議長、安倍晋三首相)で、「中長期の経済財政に関する試算」を提示した。経済成長率を実質「2%以上」と仮定しても2020年度の基礎的財政収支は8.2兆円の赤字となるとの見込みが示された。

今年1月時点で、内閣府は経済再生ケースの前提を実質2%、名目3%以上とし、20年度の赤字を8.3兆円と見込んでいた。今回は2%を超える実質成長を想定し、赤字幅を0.1兆円縮減させたが、政府が掲げる黒字化には、なお及ばない。

実質0%台後半、名目1%台前半程度と仮定したベースラインケースでは、同年度の赤字は10.7兆円と、より多くの赤字が残る見通しを示す一方、内閣府は、20年度の債務残高対GDP(国内総生産)比は186.9%と、17年度以降、徐々に改善する姿を示した。

 

日本、財政破綻近しですかね。

 

 

竜吟の滝/瑞浪市 釜戸駅からわずか1.5km

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2週連続で滝巡りです。今日は、中央線釜戸駅からわずか1.5kmにある「竜吟の滝」です。さわやかウォーキングで2度ほど歩いているコースなんですが、滝をゆっくり見たことがありませんので、今日は滝と竜吟湖までの往復の予定です。

 

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釜戸駅のホーム、降りた人は私たち以外には唯一人でした。

 

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駅前のアーチ風看板、何ということはないのですがついつい撮ってしまいました(笑)。

 

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国道19号線沿いに立つ案内看板と「ドラゴン21」(?)。興味を持たれた方はこちらへ。

 

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19号線からこんなところを歩きます。誰もいません…。

 

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いよいよ滝に入ります。入りますというのは、この「一の滝」から7つの滝があります。この「一の滝」が一番落差があります。この記事の一番上の写真もこの滝です。

 

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こんな感じの遊歩道ですので涼しければ言うことなしです。この日の気温、多分35度くらいまではいっているでしょう。

 

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竜吟の滝

「二の滝」は動画を撮ってみました。落差はさほどでもないのですが、このところの雨のせいか、水は濁っていたのですが、かなり迫力がありました。滝の音も入っています。

 

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「三の滝」水が濁っていますね。

 

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「えびす滝」

 

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ここには、「縁結びの樫」として、2本(と言っても元は1本)の樫の木が途中でつながっています。

 

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「あんま滝」

 

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「昇竜の滝」

 

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「梵天の滝」

 水が澄んでいなく残念でしたが、代わりに滝はそこそこの迫力で良かったです。

 

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滝が終わってからも上りですが、しばらく歩きますと「竜吟湖」です。何と、19号から脇道に入ってからは誰とも会うことはなく、ここに来て始めて、車で来た人に出会いました。

 

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帰りは少しルートをかえて「百畳岩」という巨大な岩があるルートで下りました。写真ではその大きさが伝わりませんがかなりでかいです。

 

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「梵天の滝」で2コースに別れた辺りまで戻ってきました。行きは「せせらぎの小径」、帰りが「竜吟湖さわやかの小径」です。

 

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これは滝ではなく、せせらぎです。ここは結構澄んだ水でしたので手を入れてみましたら結構冷たかったです。

 

ということで、2週連続の滝めぐり「竜吟の滝」でした。